平成26年11月15日(土)~17日(月)
軍港呉の出張報告第2弾である。
今回は、海上自衛隊呉地方隊が行う日曜日の艦艇一般公開を中心に。
先ずは、集合場所の呉造修補給所正門から
現地時間8時50分、一般公開の集合時間9時30分にはまだ早いので誰も居ない。
補給所正門は「アレイからすこしま」公園の傍なので
早めに来て、この公園で潜水艦を見ながら時間調整をするのも良いと思う。
警備の隊員は青い迷彩服を着ている。
初めて見たのであるが、何のための迷彩柄なんだろう?
艦艇に乗っている隊員は薄い青、幹部は紺の作業服である。
陸上の基地防御のためなら、陸自を同じような迷彩の方が良いのではないだろうか?
入口から少し覗いて見ると
バイク置き場である。
各艦別に整然と並べてある。
「くろべ」「てんりゅう」の置き場は、出港中なのでバイクでいっぱい。
「せんだい」は、一台も止まっていないということは、「せんだい」の乗組員はお休み?
DE232「せんだい」、補給所から少し離れた民間?の桟橋に係留中である。
主砲,FCS等にカバー、後甲板に図面を広げられる程度の小さな現場事務所と、レンタルの仮設トイレ?があるところを見ると、定期補修の最中であろうか。
残念ながら、今回の一般公開は見学用の艦艇の都合が付かず、基地内の見学。
広報の怖いお姉さん、失礼、可愛いWAVEの後にくっつき補給所の奥へ。
受付を済ませ、最初に目につくのがF桟橋
まだ、工事中であるが「くにさき」が試験的に係留中である。
長さは四百数十mとか、横から見ると
な、な、長い。
「くにさき」全長178mもあることを思うと、もっと長いのでは。
DDH「いせ」を舞鶴に追い出し,「いづも」型の2番艦DDH-184を入れるつもりか。
それにしても、これだけの浮き桟橋を作れるということは、呉港は波もうねりも無い静かな良港なんだと感心する。
我々の見学できるのはF桟橋の隣、「ゆき」型の練習艦3隻が係留されている桟橋
左に「しまゆき」初の女性艦長と関門海峡での事故で有名、その後は「せとゆき」
右は「しらゆき」である。
「ゆき」型クラス、古いけど好きである。
「ゆき」クラスが竣工した時は、これでヨーロッパのDDに負けない艦が出来た、と一人で感動していた。
「ゆき」クラスは、この角度か?
マストを見上げるのも良い
ステルス艦にない魅力がある。
ステルス艦は、どこの国の艦も同じように見えるため、あまり好きではない。
「あきづき」型は、何か中途半端なステルス仕様で、これもあまり好きでない。
この「ゆき」型が好きなファンは結構いるのである。
これが秘密兵器?「しらゆき1号」と同二号である。
折りたたみ自転車を載せているクルーザータイプのヨットは見たことがるが
護衛艦も自転車と折りたたみ式のリヤカー(世界に誇る日本の輸送手段)を積んでいるとは。
字体が違うのと、数字がアラビア数字と漢数字なのはご愛敬。
きっと、練習航海において世界中の港で活躍したつわものであろう。
練習艦の練習艦たる施設
ヘリの格納庫内に作られたプレハブの実習講堂。
いざ有事の際は、取っ払ってヘリの格納庫に戻し、DDに戻り活躍するはず。
シースパローのランチャーにも、実弾が詰まっていたりして・・・・
これは、補給所に隣接する「アメリカ陸軍の施設」
分かりにくいが、コンクリート製の植栽ポットでブロックしてあり
自動車は直進で、敷地内に進入できない。
さすが、アメリカ陸軍である。
それにしても、何故呉にアメリカ陸軍の施設があるのか?
「アレイからすこしま」公園側から見た同施設
手前のパラボラアンテナのある建物が、その施設。
後方の大きな建物は、呉造修補給所工作部・資材部の建物である。
建物の形状、色調とも海上自衛隊の建物に合わせてあり
目立たなくしてある、と考えるのは深読みしすぎか。
奥の小さな桟橋に舫ってあるのは、中型揚陸艇
船首にはちゃんと、U.S..ARMYの文字が
この桟橋の奥は斜路であり、補給所に対し直接物資の搬入及び搬出が出来ると思われる。
この補給所では、アメリカ陸軍の機材や車両の修理も行っているのであろうか?
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テーマ:ミニタリー - ジャンル:その他
- 2014/11/25(火) 17:04:42|
- 海上自衛隊
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| コメント:1
コメントありがとうございます。返信が遅くなりすいませんでした。
出張お疲れ様でした。呉基地も面白そうですね!横須賀もなかなかですが。
面接大変でしたがとりあえず合格できました。応援していただき本当にありがとうございました。
狭いキムロンの部屋で撮影したので映り込みは避けられませんでした。すいません
- 2014/11/29(土) 14:34:48 |
- URL |
- 南智利斗國 陸防省 #-
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