メバル 警備所

伊豆東海岸の温泉町。何故か自衛艦が時々停泊,あやしからずや!私設警備所を設け観測するべし。でも、毎週来るわけでもないので、独り言が多いかも。

第七師団戦車射撃競技会 その2

では、前回に続き、第1状況の射撃をお送りします。
標的に向かって、真直ぐに進みながら徹甲弾を射ちます。
DT-13.png
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DT-17.png
履帯が巻き揚げる泥、砲口から広がる発射炎!
堪りません、ムフフですね。(変態か?)

さて、徹甲弾はタングステン製の弾心の周囲を、軽合金製の装弾筒が包んでいます。
装薬の爆発の圧力を装弾筒が受け弾芯に運動エネルギーを伝えます。
装弾筒は、砲口から飛び出した直後に飛散して
弾芯だけが飛んで行き、敵戦車の装甲をぶち抜くのです。
では、装弾筒が飛散して土煙を上げる様子をどうぞ
DX-17.jpg
発射炎の中から徹甲弾が飛び出して来ました。
DX-18.jpg
明るい筋がそうです。
装弾筒が飛散しました。
赤い丸の中の黒い棒の様な物が、飛散した装弾筒と思われます。
DX-19.jpg
通常は、三つに分裂するらしいのですが、一つしか見えません。
DX-20.jpg

DX-21.jpg
ワンバウンドして、更に前方へ飛んで行きます。
DX-22.jpg

DX-24.jpg
ツーバンドして、どこかへ飛んで行ってしまいました。
DX-25.jpg

DX-26.jpg
もし、貴方が普通科の隊員でしたら
決して射撃する戦車の前方に居てはいけません。
飛散する装弾筒に当ったら怪我ではすみません。
米軍の歩兵マニュアルでは
砲口の前方1,200m位を生身の歩兵の立ち入り禁止区域にしているそうです。
う~ん、これは以前にも書いたかな。

ここで一服
これは、なんだか分かりますか?
DSCN6450.jpg
ZMB?お分かりになる方は戦車の通です。
この看板の様な物は、ZMB的といって
直接照準の訓練に使うものなのだそうです。
砲手がハンドルを使い、目標的を照準するのです。
この文字を、一筆書きの様に照準器で追いかけ照準の訓練をします。
最も、基本的な訓練で陸上自衛隊では装砲訓練というのだそうです。
(戦車の戦う技術―木本寛明著より・・以下同)

で、このZMBが有った駐車場?、駐機場?の戦車
DSCN6452.jpg
今日は、出場しないらしく幌が被せてあります。

北恵庭駐屯地内の部隊の案内板
DSCN6445.jpg
DSCN6448.jpg
なかなか良いでしょう?

そして、また、射撃に戻ります。
DSCN6493.jpg
DSCN6494.jpg
発射炎から飛び出して行った徹甲弾が分かりますか?
発射された徹甲弾が、何故光っているのでしょうか?
それは、戦車砲弾の弾着を観測しやすくするために
曳光剤が砲弾のお尻に組み込まれているのです。
この弾着を観測判定して、正しい照準修正する方法を「直命法(直接命中法)」と言います。
しかし、現地での説明では
射った戦車の砲手は発射炎で目が眩んで
着弾が確認できないそうです。
なんせ、徹甲弾のスピードはマッハ5
2,000m先の戦車を射ったとしても
1秒強で着弾するのですから。
そのため、着弾を観測するのは
同じ班のもう一台の戦車なのだそうです。
だから、戦車は基本的に2両でチームを組んで戦うとのことでした。

本日の最後は「装弾筒を探してみよう」です。
先程の、装弾筒の飛散の写真を参考にして、3枚の写真の中からそれを見つけてください。
DSCN6484.jpg
DSCN6485.jpg
DSCN6486.jpg
答えは、続きを見てください。
分かりましたか?3枚目の写真のここです(赤丸の中)
DSCN6486A.jpg
上に飛び揚がっていましたね。
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  1. 2017/02/09(木) 22:51:43|
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コメント

こんばんは。

確かに撃った戦車から弾着観測は無理そう。
あれだけの輝度に明順応した後だと元に
戻るのに時間かかります。

今回はブログに新しい試みをされましたね。
  1. 2017/02/10(金) 20:37:36 |
  2. URL |
  3. ichan #-
  4. [ 編集 ]

Re: タイトルなし

こんにちは、ichanさん。

> 確かに撃った戦車から弾着観測は無理そう。
> あれだけの輝度に明順応した後だと元に
> 戻るのに時間かかります。
そうなんだそうです。
目が眩んでしまうと言っていました。
それに、マッハ5程度とは秒速1,700mですから
とてつもない早さです。
富士総火演では、標的が近いので
射った音が聞こえた時点では
標的に徹甲弾が当った後、ということになります。

> 今回はブログに新しい試みをされましたね。
家で、一杯やりながら写真を見なおして見つけました。
そういう目で見ると、これもそうだというのが有り
今回の、おふざけとなりました。
これからも、何か見つけたら
やりたいと思います。

  1. 2017/02/12(日) 15:23:24 |
  2. URL |
  3. メバル所長 #-
  4. [ 編集 ]

こんばんは

まさにイケイケどんどんという感じの戦車。いいですねえ。勇ましい。
なんだか見ているだけで自分の中に勇気みたいなものが湧いてくるような気がしてなりません。
艦もいいですが戦車の良さもだんだんわかってきました!
  1. 2017/02/13(月) 23:08:02 |
  2. URL |
  3. 見張り員 #-
  4. [ 編集 ]

迫力ある火焔ですねー 音もさぞかし響いたことでしょう。
装弾筒が直撃したらソフトスキン車両くらい完全に破壊されちゃいそうですね。ということは徹甲弾に伝えるエネルギーにロスがあるということでもありますが。
  1. 2017/02/14(火) 23:47:46 |
  2. URL |
  3. カノッチ #-
  4. [ 編集 ]

Re: こんばんは

おはようございます、見張り員さん。

> まさにイケイケどんどんという感じの戦車。いいですねえ。勇ましい。
> なんだか見ているだけで自分の中に勇気みたいなものが湧いてくるような気がしてなりません。
> 艦もいいですが戦車の良さもだんだんわかってきました!
そうなんです、戦車良いでしょう?
陸の王者戦車、海の王者戦艦
双方とも、主砲の口径、装甲の強さ(厚さ)、重量(排水量)、速力等が
その能力の判断基準になっていて、相通じるものが有ると思います。
  1. 2017/02/15(水) 09:43:11 |
  2. URL |
  3. メバル所長 #-
  4. [ 編集 ]

Re: タイトルなし

こんにちは、カノッチさん。

> 迫力ある火焔ですねー 音もさぞかし響いたことでしょう。
そうなんです。実弾の発射炎と音、そして衝撃波・・・痺れちゃいます。
富士総火演も凄いのですけど、ここの競技会の射撃は別格です。

> 装弾筒が直撃したらソフトスキン車両くらい完全に破壊されちゃいそうですね。ということは徹甲弾に伝えるエネルギーにロスがあるということでもありますが。
そのとおりだと思います。高機動車やトラックの幌はもちろん
フロンたガラスなんかも、簡単にぶち抜くのではないかと思います。

徹甲弾の弾芯は短い槍の様な形状をしており
そのままの形状では、装薬の爆発の運動エネルギーを受け止められません。
そのため、120mm滑空砲の内径に合った装弾筒で運動エネルギーを受け止め
弾芯にそれを伝える形となります。
装弾筒は、砲口から出た直後に三つに分解して飛散するので
運動エネルギーの損出は少ないものと考えられます。
(写真では、結構離れた所に土煙が立っていますが)

  1. 2017/02/15(水) 15:13:56 |
  2. URL |
  3. メバル所長 #-
  4. [ 編集 ]

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Author:メバル所長
子供のころから、自衛隊それも海上自衛隊が好きなオッサンです。
かわぐちかいじの「沈黙の艦隊」「ジパング」などではなく、小沢さとるの「サブマリン707」「青の6号」で育ちました。
あまり、Deepではなく、どちらか言うとミーハーなファンかな?
警備所の任務を果たすべく、日夜頑張るつもりであります。

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