メバル 警備所

伊豆東海岸の温泉町。何故か自衛艦が時々停泊,あやしからずや!私設警備所を設け観測するべし。でも、毎週来るわけでもないので、独り言が多いかも。

平成27年度北部方面隊戦車射撃競技会 その3 戦闘(射撃)90式戦車

90式戦車の戦闘(射撃)である。
同じような写真が続きますが
それはそれ、同じ射場で同型(90式)の戦車が戦闘するのですから
ご理解のほどを。

90式が射つ
ドッ
DSCN9214.jpg

カー
DSCN9215_20160224221034ad7.jpg

ン!
DSCN9216.jpg
良いですよね。この迫力、発射音、目の前にアクリル板が無ければ
もっと凄かったんでしょうけど、総火演での事故が恨めしい。
写真、左端の斜めの白い線はアクリル板の次ぎ目です。

そして、稜線からの援護射撃
DSCN9716.jpg
どちらの90式が射っても良いようにしていたため
中途半端な写真となりました。

どんどん行きます。
DSCN8580.jpg
上下の写真とも、90式の左方向に演習弾が飛んで行きます。
DSCN9213_20160224220950f8a.jpg

次の2枚は、距離から言ってHEAT(対戦車榴弾)ですね。
DSCN8998_20160224220948692.jpg

DSCN8640.jpg

動く標的がこれ
DSCN9496.jpg

この標的に向けて、左の90式がHEATを射ちます。
DSCN9579.jpg
発射煙の中に、少し明るい部分が見えます。
これが、HEATの尾部、丁度、右の無線アンテナの上です。
このアンテナ、よく見ると小さな赤い三角の旗が付いています。
小隊長の車両ですね。

で、HEATは高い弾道を描いて飛んで行きます。
DSCN9587_201602242211049c8.jpg
※「その1 競技の流れ」で紹介した写真とは違います。(念のため)

標的に向かって一直線
DSCN9596_2016022422110521c.jpg
120mm砲の砲口からは、あの白いポッが出ています。

命中か?
DSCN9598_20160224221107f07.jpg
速写のタイミングがずれ、弾着に合いません。

外したのか、それとも、そのまま動いている標的を狙うことになっていたのか、次弾を射ちます。
DSCN9599_201602242211095e2.jpg

今度は、先程より弾道が低いようです。
DSCN9603_20160224221110dae.jpg

標的左側の明るい点は、先程射ったHEATが燃えているものと思われます。
DSCN9611.jpg

標的に弾着するか?
DSCN9618.jpg
私のカメラの連写能力はここまで、悔しい。
こうなると、高性能一眼の連写能力が欲しくなります。

ここで一服、戦闘終え、戦場からの引き上げを
DSCN8464.jpg
何処に戦車が居るかって?
よく見てください、写真右端に小さく4両の90式が写っています。
そして、左の方には、次の射撃の準備を行っているトラックが見えます。
射場の広さが、実感できるかと思います。

近づいて来れば、ほら90式です。
DSCN8471.jpg
小隊長が、後の90式を振り返っています。

何台の90式が写っているのでしょうか?
DSCN8473.jpg
一見2台のようですが、車長と安全係(青ヘルメット)の隊員から、3台走っていることが分かるかと。
砲塔のマーク(ローマ数字のⅡ)から、上富良野駐屯地の第2師団第2戦車連隊の90式です。

見学場所から、一段下がった所に貼り出されている戦果(射撃の成績表)です。
DSCN9702.jpg
当然皆さん気になるらしく、射撃が終わる度に集まります。

では、今回の最後は、また、目の前でのドッカーン!
ドッ
DSCN8321.jpg

カー
DSCN8322.jpg

ン!
DSCN8323.jpg

くどいとお思いでしょうけど、まだまだ、続きます。

今回のおまけ
機甲科の隊員の制服は
背中に救助時に引張り揚げるためのベルトが付いていると
Webで読みました。
そこで、写真で探してみたのですが
競技会では、通常の迷彩服の上に、もう一枚着こんでいるため
よく分かりませんでした。
ただ、隊員が着用しているサスペンダーが
その役割をしているのではないかと思います。
DSCN9682.jpg
このサスペンダーの本来の役目は
車内及び車外通話用の通話機器をぶる下げるためのものらしいです。


スポンサーサイト

テーマ:ミニタリー - ジャンル:その他

  1. 2016/02/26(金) 13:48:17|
  2. 陸上自衛隊
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4

平成27年度北部方面隊戦車射撃競技会 その2 戦闘前・戦闘後

今回は、戦闘(競技)前と戦闘後の様子を中心に、ご報告したい。
北惠庭駐屯地の朝07時41分、戦車駐車場(駐機場?)の様子である。
DSCN8305.jpg
第7師団第72戦車連隊第4中隊第2小隊4両の90式が
静かに戦闘(競技)に参加するのを待っている。
この北惠庭駐屯地には、看板にある第11旅団第11戦車大隊と共に
上記の第72戦車連隊が駐屯しているのである。

準備を整え、射場への移動を待つ第4中隊第2小隊の戦車長と砲手。
DSCN8306.jpg
ちょっと、くつろいだ感じです。
砲手用レーザー測量器兼光学照準器に描かれたケンタウルス。
ケンタウルス(半人半馬)は、機動力の象徴、人車一体(戦車と乗員の融合)
槍は、火力の象徴
盾は、装甲の象徴
なのだそうです。――第4戦車中隊HPより

こちらでは、駐車場で軽くエンジンの調子を見ている?90式。
DSCN8310.jpg
低速でも排ガスがかなり出ます。
この小隊は10時00分から10時05分の間に、射撃を行う予定です。

走りながらも、気になる所は入念にチェック!
と言うか、ハッチがガタつかない様にフックを掛けているのでしょうか?
DSCN8308.jpg
くつろいでいるようでも、緊張感が漂います。

その反対側、第5中隊は赤旗を揚げる等、射撃手順の確認
DSCN9114_201602191020419c7.jpg
赤旗を揚げていますが、もちろん、こんな所で実弾を装填する筈はありません。
あくまで、小隊の戦車間で手順の確認を行っているものと思われます。
なお、コブラは第5中隊のマークです。

赤旗も下げ、中隊の応援の隊員と打ち合わせ?
DSCN9129.jpg
第4中隊より、なごんでいます。
彼らの出番、実は翌日です。
しかし、ミリミリと準備を進めると言われている陸上自衛隊
前日から、イメージトレーニングも含めガッチリ準備を行っているのでしょう。

さて、これが我々を戦場(射場)へ運んでくれる96式装輪装甲車
DSCN9136_20160219102107585.jpg
ウソです。私たちは自衛隊のマイクロバスで、射場へ行きます。
装輪装甲車は、自衛隊関係者が乗っていました。
ちなみに、私たちのバスは一旦駐屯地を出て、一般道を通り射場へ向かいます。
そして、戦車や装輪装甲車等は、駐屯地から直接射場へ通じる通路を利用します。


戦場(射場)横に設けられた補給所?
DSCN9696.jpg
出番を待つ小隊も居ます。

よく見ると、ここは弾薬補給所のようです。
DSCN9699.jpg
あの木箱には、120mm砲弾が詰められているものと思います。
そして、シートの下には、砲弾が詰まった木箱が積まれているのでしょう。

その出番を待つ、小隊。
DSCN9680.jpg
射場に上がって来るだけで、結構泥だらけになりますね。
ところで、防盾※に小さなキャップが2つあります。
上のやや大きいキャップは、砲手用直接照準器の穴のもの。
下は74式車載7.62mm同軸機銃の穴のキャップ。
泥等が入るのを防ぐために、キャップをしているのでしょう。
※主砲の根元を保護する盾(装甲)、主砲と一緒に動きます。
また、同軸機銃は主砲と同じ動きをするよう取り付けられているので、そのように呼ばれます。

砲手の方が身を乗り出して、何か言っています。
DSCN9683.jpg
「おーい、外したか?」

何をって、転輪止め(車輪止め?)です。
DSCN9684.jpg
転輪止めを外して、砲塔後部のカゴ(雑具入れ)に収納し、いよいよ戦場へ。



こちらでは、74式車載7.62mm同軸機銃の銃弾の補給をしています。
DSCN9071_201602191020369f1.jpg

入念な打ち合わせ行っている車長?
DSCN9092.jpg
緊張感がひしひしと伝わってきます。

主砲砲弾の補給を待っていると思われる90式の小隊。
DSCN9679.jpg
一番後の車両は、90式戦車回収車です。

汚れ具合から、戦闘(射撃)を終えて帰ってきたと思われる小隊。
DSCN9825.jpg
ここで、注意してほしいのは右側の隊員達の上着。
普通の迷彩柄と違うのにお気づきかと思います。
この迷彩は秋用の迷彩で、通常の戦闘服の上に羽織るのだそうです。
ただし、中綿等はなく寒いとのこと。
「3ウェイとか2ウェイのコートみたいに、脱着式のベストとかフリースみたいなものは?」
「ないですよ」とのこと。
寒さを凌ぐためには、戦闘服の下に沢山着込むのだそうです。
それにしても、この秋用の迷彩服、背景にバッチリ溶け込みますね。

さて、こちら戦場(射場)から駐屯地へ帰って来た、先程の第4中隊の車両
DSCN9116.jpg
車体や履帯に着いた泥は、まだそのままです。
もちろん、某国とは違って主砲や機銃の整備は終わっているに違いありません。

近くで見ると
DSCN9119.jpg
思ったより、汚れていませんでした。

こちらは、前日に戦闘を行った第1中隊の車両
DSCN9831.jpg
きれいに手入れされ、シートをしっかり掛けてあります。

今回の最後は、戦闘を終え静かに休む120mm滑空砲
DSCN9126.jpg
よく見ると、発砲時の衝撃波で飛び上がった泥の飛沫が付いています。
砲口の横に付いている小さな籠の様な物は、砲口照合ミラーです。
この籠の中に小さな鏡が入っています。
これに、レーザー光線を飛ばし砲身の歪みを計測します。
そして、その数値を考慮してコンピューターが弾道計算を行い
一発必中の射撃が可能となるのです。
砲身は、射撃時の熱はもちろん、自身の重さや太陽熱でも歪むのです。
それにしても、何処からレーザーを飛ばすのだろうか?

まだまだ、続きます。

テーマ:ミニタリー - ジャンル:日記

  1. 2016/02/19(金) 17:31:31|
  2. 陸上自衛隊
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:6

「あすか」 入港編 寒いぞ!

平成28年2月9日(火)15時33分
北部方面隊戦車射撃競技会の記事を作成していると
海の方から、長音一笛「ぼ~~~~!」
この長さ、低音の響き
これは「あすか」か、「ちよだ」か?
警備所の窓に走る。
DSCN0444.jpg
やはり、「あすか」である。
入港時にホーンをちゃんと鳴らしてくれる、丁寧ですね「あすか」。

観測窓から覗いた時には、既に錨を海中に吊るした状態で
本当にゆっくりしたスピードで、前進していました。
DSCN0470.jpg
錨見台には、隊員がスタンバイ。

艦橋は
DSCN0558.jpg
左ウィングに幹部と隊員が出ており
青旗を揚げ、艦首の隊員と信号のやり取りをしている。
前掲写真で艦首の隊員も青旗を揚げているところを見ると
これを下げるのが、錨鎖を落とすサインなのかもしれない。

艦尾では強い西風に、自衛艦旗が良い具合になびいている。
DSCN0453.jpg
海は、白い波頭が立ち、俗に言う「うさぎが跳んでいる」状態。
寒い!観測ポイントに出たいところだが
当日は、インフルの熱がやっと下がって来た日であり
警備所から写真を撮るのが精いっぱい。

先程に比べかなり進んだ所で、「あすか」はストップ。
DSCN0562.jpg
いよいよ、錨を落とすのか。
艦首の隊員も、寒そう。
寒いよね、この風だもの。
手前の柱みたいなものは、港に係留しているヨットのマストである。

錨を降ろし始めました。
DSCN0571.jpg
海面に白赤の標が有った錨鎖ですが、どんどん出されて
今まで無かった白い標が中間どころに見えます。
そして、青い旗を降ろし、NATO信号旗の「2」(黄・赤・黄)が揚げられている。
錨鎖の2連目が出ているということであろうか?
1連が25mあると言うことだが
最初の1連は半分の長さにしてあるらしいで、37.5m出た?

錨が着底したらしく、艦首旗竿の右舷側で
日章旗を揚げる準備をしているのが、ちらっと見える。
DSCN0572.jpg
さらに、右舷海面に白いロープが見えるのが
多分、ハンドレッドライン(水深を測る道具)でしょう。
これで測った水深と、出ている錨鎖の長さで
錨が着底=停泊状態となった、と判断するのかもしれませんね。

日章旗が揚げられました。風で吹っ飛ばされていますが。
DSCN0573.jpg
「ガラガラ」と錨鎖が出て行き、警備所からも微かに聞こえます。

日章旗、完全に揚がりました。
DSCN0575_20160215162109437.jpg
錨鎖を出しながら、後進を掛けています。
先程のヨットのマストが画面から外れました。
そして、信号旗は赤に白字のX印、「4」かと思われます。
約100m近く錨鎖が出たことになるかと。

気が付けばマストに黒球、停泊中の標。
DSCN0580.jpg

錨鎖が効いているためか、「あすか」は艦首を風上に向け始めました。
DSCN0593.jpg
「あすか」が風に流され、錨鎖が引っ張られているのが分かります。
それにしても、艦首の隊員は寒いのか、誰も風上を向いていません。

これで、投錨作業はほぼ終了かと
DSCN0666.jpg
今回の写真は、面白くないですね。
やはり、近くの観測ポイントに進出しないと
面白い写真が撮れないようです。
しかし、寒かった。
恐るべし、インフルエンザ!

テーマ:ミニタリー - ジャンル:日記

  1. 2016/02/16(火) 16:33:15|
  2. 海上自衛隊
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4

平成27年度北部方面隊戦車射撃競技会 その1 競技の流れ

北部方面隊戦車射撃競技会とは?
概略を箇条書きにすると
・競技期間 平成27年10月27日から10月30日までの4日間
・競技場所 北惠庭駐屯地に隣接する北海道大演習場島松地区第1戦車射場

・参加部隊
  第7師団第71戦車連隊(北千歳駐屯地)
  第7師団第72戦車連隊(北惠庭駐屯地)
  第7師団第73戦車連隊(南惠庭駐屯地)
  第7師団第7偵察隊(東千歳駐屯地)
  第2師団第2戦車連隊(上富良野駐屯地)
  第5旅団第5戦車大隊(鹿追駐屯地)
  第11旅団第11戦車大隊(北惠庭駐屯地)

・参加戦車数
  競技参加戦車 90式戦車 45小隊 1小隊4両 45×4=180両
  オープン参加戦車 10式戦車 2小隊        2×4=  8両
                             合計       188両

早い話が、北海道中の戦車乗りのための射撃競技会なのである。
日本一の90式乗りを決める大会と言っても過言ではないと思う。
何はともあれ、戦車はこれですよ、これ!
DSCN0579.jpg
188両もの戦車が4日間にわたり、120mm徹甲弾(演習弾),対戦車榴弾、そして7.62mm車載機銃を射ちまくるのである。
こんな規模の戦車射撃大会開かれていたなんて知らなかったので、ビックリ!
そして、その一部を見学させて貰うことが出来、天にも舞い上がる気持ちでした。
私のために手を差し伸べてくださった皆さん、本当に感謝いたします。

射場と標的
DSCN8315.jpg
射場は『広い』の一言、東富士も広いと思っていたが
この第1射場には、とても敵わない。
標的には戦車,装甲車両及び兵、そして射ってはいけないもの等があります。
(説明を受けたのですが、興奮していたのでよく覚えていません)
それらが左右に動く、ポップアップ方式で突然出てくる、
一定時間が過ぎると下がってしまうなど
実戦的な射撃を行うための工夫がしてありました。

では、射撃開始前の待機の状態
DSCN8749.jpg
緑の旗が立っているということは、砲弾は装填されていないということ。
各小隊は4両、2班(各班2両)で構成されています。
こちら方向を向いている2両が1班、左向きの2両が2班
そして、1班の内無線のアンテナに赤い三角の小さな小旗を付けているのが小隊長車。

場内のアナウンスで小隊が紹介されます。
例えば「第72戦車連隊 第3中隊 第2小隊」と
DSCN8753.jpg
すると、挨拶をするがごとく、120mm砲を持ち上げ、仰角を掛けます。
まあ、点検のために仰角を掛けただけなのかもしれませんが。
なお、砲塔に描かれた白馬のマークが第72戦車連隊を
120mm砲に描かれた3本の線が第3中隊を示します。

状況開始が近づき、砲弾が装填されて
緑旗は赤旗に変えられます。
DSCN8766_201602081026197f7.jpg

第1状況に入ります。
第1状況は、演習弾と機関銃弾による行進射撃となります。
状況開始!
北部方面隊戦車部隊による「火力」「機動力」「初弾必中!」を、お楽しみください。
DSCN8768.jpg
向こう側に居た第2班が、第1班の援護のため小高い丘に登り稜線射撃の体勢に入ります。

第1班は、横行行進射撃(砲塔を横に向けて前進)へ
DSCN9314.jpg
標的を探しならが、かなりのスピードで走ってきます。

標的を見つけ射ちます。
DSCN9315_20160208102651bf3.jpg
なんと表現した良いのか、凄い射撃音です。
DSCN9316_20160208102652999.jpg
発射時の衝撃波で泥が舞い上がります。
DSCN9317.jpg
か~!すげ~!っといった感じ
さて我々見学者は、テントの中から見ています。
窓の部分に透明なアクリル板が張ってあり、冷たい風が入るのを防いでくれます。
しかし、このアクリル板が曲者で、カメラのピントが上手く合わないのです。
そのため、半分以上の写真がだめになってしまいました。
また、上手くピントが合っても微妙に像が歪んでしまいます。
昨年までは、外で見ることも出来たらしいのですが
総火演での事故により、今年はテント中からのみの見学となったそうです。

横行行進を続ける第1班の援護を行うため、第2班が丘の稜線から射ちます。
DSCN9334_20160208102655385.jpg
DSCN9335.jpg
気が付きましたよね、待機中の戦車と違う車両であることに。
当然、一連の流れで写したかったのです。
しかし、発射炎自体を撮ることが難しい上に、何時・どの戦車が射つのか分からない。
さらに、上手く撮ったつもりでもアクリル板せいでピント外れ
それで、あちこちの小隊の写真を寄せ集めました。
ご承知置きください。

ここで、弾種の説明を
これが120mmTKG演習弾
DSCN8492.jpg
120mmTKG装弾筒付翼安定徹甲弾(APFSDS)の演習弾となります。
APFSDSは到達距離が30km弱もあり
目標から外れると演習場から飛び出してしまう恐れが十分あります。
そこで、この演習弾が開発されたのです。
演習弾は目標に命中するか、一定距離を飛ぶと三つに割れて
急激に運動エネルギーを失い、落ちてしまうようになっています。
この演習弾が開発されたおかげで日本国内においても
走行間射撃(走りながら戦車砲を射つこと)が出来るようなったのです。

次が120mmTKG対戦車榴弾
DSCN8490.jpg
俗に言う「HEAT(ヒート)弾」です。
多目的対戦車榴弾と言われ、トラックや歩兵等の軟目標にも使用します。
では、二つ並べて
DSCN8535.jpg
弾頭の形の違いが良く分かると思います。
先程、隊員の方が軽々と持ち上げていましたが
両方とも20kg前後あり、対戦車榴弾の方がやや軽いとのことでした。
薬莢部分はセルロースで出来ており
射撃の際に燃えて、弾底部分のみが残ります。
丸く平たい空き缶みたいな感じになるかと思います。
なお、写真の砲弾は訓練用の模型です。
重さは同じだそうで、持ち上げようとしましたが腰の事を考え止めました。

第1状況 交互躍進射撃に入ります。
交互躍進射撃とは、第2班が前進する間は第1班が援護を行う
次に第1班が前進する時は第2班が援護する。
第1班と第2班が、交互に前進と援護を繰り返すのです。
映画等では、歩兵の皆さんが良くやっています。
では、交互躍進行進を
援護の体勢をとる90式、敵(標的)を探して砲塔を左右にゆっくり動かしています。
DSCN9510.jpg

援護射撃に入ります。
DSCN8785_20160209142107ec7.jpg
DSCN8786.jpg
DSCN8787.jpg
標的を探し、発見し、射つ!飛び散る泥!
小隊長車からの緊迫した無線の指示!
クー!痺れます。
そして、この援護の間、第2班は丘から降りて横行行進射撃に入るのです。
第7師団の方から「うちのは、総火演とは違って実戦的だから迫力が違いますよ」と言われましたが
本当に、そのとおりでした。

第1状況 行進射撃
1小隊、4両の戦車が並んで前進しながら射撃します。
DSCN9212.jpg
泥を蹴散らせながら射つ!これが戦車!
機動戦闘車には、ちょっと無理でしょう。

各車両が、標的に向けて射つ
DSCN9354.jpg
DSCN9365.jpg
DSCN9368.jpg
射場に戦車砲の発射音がズゴン!ズゴン!と響き渡ります。

第2状況 躍進射撃
停車しての対戦車榴弾による射撃です。
DSCN9394.jpg
煙の中から、HEATが飛び出してきます。
DSCN9397.jpg
徹甲弾に比べ初速が遅いため、弾頭の尾端のトレーサー(曳光部)が点として写ります。(私のカメラでも)
DSCN9398.jpg
そして、山形の高い弾道を描きます。
左隣りの車両が射ったHEAT弾も飛んできました。
DSCN9406.jpg
そして、弾着です。
DSCN9803.jpg
弾着の写真は、別の小隊のものです。
悪しからず、ご承知置きください。

これで、射撃大会の一応の流れがお判りになったかと思います。
30分で1小隊が射撃競技行います。
30分の間に、射撃を済ませた小隊が退場し
次の小隊が、デポから待機場所に移動します。
そして、実際に射撃を行える時間は5分間だけ。
そのため、各戦車はすごいスピードで走りながら射つ
停まって射つ、走る、射つ、射つ、の繰り返しでした。

御察しのとおり、続きます。

おまけ
当日、見学者用のテントに用意されていたものが、これ!
DSCN9414.jpg
89式鉄帽、それも迷彩カバー付き!
射場内に居る時は被らないとダメとのこと
もちろん大喜びで被って顎紐締めました。
うれしくて笑いが止まりません。
作業用ヘルメットしか被ったことがないので
結構重く感じました。厚さも5~6mm位あったと思います。
双眼鏡は、型は古いのですがレンズは結構明るく
中に目盛りが刻まれていました。
耳栓も頂いたのですが
せっかくの発射音なので、耳栓なしで過ごしました。

最後に、更新が遅れて申し訳ありません。
写真を整理している間に、インフルエンザになり
ぶっ倒れていました。
今は、良い薬が有るので、熱も下がり
こうして、ブログの更新をしています。
でも、まだ、家庭内隔離状態
おかげで、作業が進みました。www











テーマ:ミニタリー - ジャンル:日記

  1. 2016/02/09(火) 17:34:22|
  2. 陸上自衛隊
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:10

プロフィール

メバル所長

Author:メバル所長
子供のころから、自衛隊それも海上自衛隊が好きなオッサンです。
かわぐちかいじの「沈黙の艦隊」「ジパング」などではなく、小沢さとるの「サブマリン707」「青の6号」で育ちました。
あまり、Deepではなく、どちらか言うとミーハーなファンかな?
警備所の任務を果たすべく、日夜頑張るつもりであります。

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

海上自衛隊 (145)
陸上自衛隊 (55)
航空自衛隊 (2)
自衛隊 (6)
パトロール (1)
山岳訓練 (1)
海上保安庁 (1)
未分類 (9)
その他 (5)

アクセスカウンター

フリーエリア

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村 その他趣味ブログ ミリタリーへ
にほんブログ村 政治ブログ 軍事・防衛へ

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブロとも一覧


ニョろぐ

QRコード

QR