メバル 警備所

伊豆東海岸の温泉町。何故か自衛艦が時々停泊,あやしからずや!私設警備所を設け観測するべし。でも、毎週来るわけでもないので、独り言が多いかも。

入間基地潜入 その2(気分は空挺団)

平成27年6月某日曇り後雨
今回は、見学させて頂いたC-1輸送機を中心にお送りします。
初降下を行う陸自第1空挺団の新隊員になったつもりで、御覧下さい。

入間基地に着き、31/2トラックから下車すると
C-1輸送機が既に尾翼下の後部扉を開いて、我々を持っていた。
DSCN2041_20150707172209e9c.jpg
我々の小隊45名が乗機するのは手前の029号機である。

装備の点検を済ませ、029号機に近づく
DSCN2042.jpg
C-1輸送機、なかなか可愛らしい顔である。
黄色い「」に囲まれた四角の部分は、緊急時に蹴破れる構造となっていると、ロードマスターより説明があった。
皆さんも、万が一C-1輸送機が目の前に不時着した時には、ここを蹴破り乗員を救助してください。

乗り込むため、後部に回る。
見上げると、大きな尾翼が
DSCN2058.jpg
尾翼番号98-1029とある。
最初の9は、機体領収年号、西暦年の下一桁の数字を示すので、恐らく1979年の”9”。
次の8は、登録順位でC-1は、ヘリのUH-60jと同じ”8”です。
ハイフォンの後の一桁は機種区分で、輸送機は”1”となる。
最後の3桁は、製造順でC-1は001から始まるので、029は29番目に製造された機体であることを示す。

このマークは第2輸送航空隊のマーク
DSCN2060.jpg
日本各地の基地と鷲の足が結ばれている。
しかし、沖縄が入っていない。
C-1は沖縄までの航続距離が無いので入れていないのか
それとも、部隊創立が沖縄返還前だったので入れていないのか
C-2を領収した時は、沖縄を含めたマークに変更する方が良いと思いますが。

各自の装備の点検をお互いに行い、小隊付き曹長の最終確認を受け
いよいよ、後部扉から乗り込む。
DSCN2068.jpg
画像で消してある機体は、撮影禁止の機体
その正体は、YS-11EB電子測定機(電子情報収集機)
YS-11を灰色のロービジに塗装してあり、機体上部等に電子測定用の黒色の凸部が何カ所か見られる。
(WikipediaやYouTubeに映像・動画がアップされているので、写しても良いのではないかと思うが
広報さん等に、ご迷惑がかると不味いので消しました。)

機内に入り振り返ると
DSCN2077.jpg
床のローラーは、パレットに積んだ重量物の積み下ろし及び降下時の使用する。
また、扉上部の壁面に収納されている大きな包は、海上に不時着した時に使用するライフラフトであるとの
説明が、先程のロードマスターからあった。

機体中程にある非常脱出口、我々空挺隊員はここから飛び出すのである。
DSCN2079.jpg
右側に降下の合図を示す緑と赤のランプが
DSCN2084.jpg
そう、緑のランプが付いたら”JUMP"、飛び出すのである。

そして、飛び出す非常脱出口を外から見ると、こうなっております。
DSCN2057.jpg

自分の席はここ。、先達の汗がしみ込んだ座席である。
DSCN2099.jpg
両側のベルトを外して、腰かけ部を降ろすのである。
座り心地?正直言ってあまり良くない。
上のバーに引っ掛かっている枕の様な袋には、酸素マスクが入っている。

席に着いて天井を見上げると、補助翼や尾翼を操作するためのワイヤー類が
DSCN2086.jpg
これが本当のフライ・バイ・ワイヤ?
実際には、これらはケーブル(索)と呼ぶらしい。
また、フライ・バイ・ワイヤは、ワイヤー(電線?)に電気信号を流し
補助翼等を操作するのは、御存知のとおり。
内装類は必要最小限、そのため飛んでいるときは
かなり音がするとのことである。

あちこち、見ていると禁煙サインのボードが目についた
DSCN2085.jpg
「シート・ベルトを締めよ」命令形!さすが自衛隊である。

物珍しげにキョロキョロしていると
機長から、新隊員に操縦席に来るよう指示があった。
DSCN2088.jpg
副操縦席から機長席方向を
初飛行が1970年のC-1、自分はまだ生まれていない。
(嘘です、私は高校生でした。C-1が出来た時は感激しました)
この機体も37年も経っているのである。
機体各部に疲労破壊が起きているのではないかと、ちょっと不安。

副操縦席前の計器類、基本的には機長席と同じ
DSCN2091.jpg
アナログ感たっぷりのコックピットである。
古い機体なので、秘密も何もないとの機長からの説明があった。
自分としては、今のグラス・コックピットより、こちらの方が好きである。

機長席と副操縦席の間にあるスロットル類
DSCN2090.jpg
計器、スイッチ類が多くて操作が大変では、と聞いたところ
ずっと乗っているので、別に大変とは感じないとのこと。

副操縦席に座らせて頂き、外を見ると
DSCN2092_20150709142126e69.jpg
格納庫や、エプロンに駐機している機体が雨に煙っている。
本日の降下は行われるであろうか?

席に戻ったが、初降下に向け緊張のあまり、トイレに
DSCN2108.jpg
トイレは操縦席の後側、貨物室の一番前右側にある。
ドアを開けると、右下の足元に白い箱が見える。
これが、C-1のトイレ、ポータブルトイレである。

入って、用を足そうとすると正面に、こんな注意書きが
DSCN2109.jpg
確かに、戦闘靴で力を入れて踏みこんだら、もげてしまいそうなペダルである。

トイレを済ませ、席に戻る途中窓から外見ると
DSCN2095.jpg
雨が止む様子が無い。
暫らく待つと、小隊長より「本日の降下訓練は中止」との話があった。

習志野に帰ることになったが、入間基地のご厚意で隊員食堂にて昼食を頂くことになった。
DSCN2110.jpg
4,300人の隊員を抱える基地とあって、食堂は体育館のように広い。
本日のメインは、牛肉のシャブシャブ風、甘く味付けしてありご、飯のおかずには最高。
なかなかおいしい昼食でした。
確か、1食413円で1,035kcalだったと思うが定かではない。

さて、拙い文章でしたが、最後までお付き合いありがとうございます。
この外、管制塔、航法用のレーダー室も見せて頂いたのですが
撮影禁止だったため、紹介できないのが残念です。
航法レーダーは上段の画面に平面的な位置(方位+距離)が、下段に垂直面の位置(高度+距離)が表示されていました。
印象的だったのは、航空機がドットではなく、短い線で表されていたこと。
多分、レーダーの周波数の関係だとは思いますが。
レーダー室の方に「素人の方には、ちょっと見難いでしょう」言われました。

このように、いろいろと手配して頂いた広報班の方に
重ねて感謝をしつつ、入間基地潜入を終わりたいと思います。













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  1. 2015/07/16(木) 14:15:06|
  2. 航空自衛隊
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入間基地潜入 その1

平成27年6月某日曇り後雨
6月の某日、知人の誘いで遥々伊豆から新幹線・山手線・西武池袋線を乗り継ぎ
狭山丘陵の北東に位置する航空自衛隊入間基地に潜入してきました。
入間基地は関東の航空自衛隊ファンには有名な所らしく
基地祭の時にはブルーインパルスも来るということで、30万人以上の見学者が来るということです。
陸海空自衛隊合わせての自衛官の実員が23万人弱ですから、いかに西武池袋線が儲かるか?
いや、いかに人が集まるか!
皆で声を合わせれば、自衛隊の応援がもっとできるのではと思います。
しかし、皆さん割とバラバラですからね。まあ、私も他人のことは言えないのですが。
さて、本題
私は入間基地稲荷山門で知人と待ち合わせることになっているので
電車を降りたのが、西武池袋線稲荷山公園駅。
西武線が入間基地敷地内を通っている関係で、この駅の池袋側が入間基地に入り込んでいます。
DSCN2020.jpg
この踏切は、基地内の道路のためのもの
一見、一般車両も通っているように見えますが
全て、基地の各門で許可を得て基地内に入って来た車両です。

丁度、朝の課業が始まる時間帯とあって
DSCN2029.jpg
皆さん、滑走路や主な施設がある、踏切の向こう側に急ぎます。
制服さえ除けば、サラリーマンの通勤風景,OLさん?じゃなくてWAFさんもいますし。
でも、違うのは皆さん手に手にスニーカーやスニーカーを入れた袋を持っています。
この基地の隊員は、年に600km走らないといけいないとのこと。
ちなみに基地の面積は3,000,000㎡、走るには困らない広さです。
そして、18の部隊と、そこに従事する4.300人の隊員を擁する航空自衛隊最大の基地だそうです。
実は、私は入間基地の名前しか知りませんでした。
所詮、輸送機の基地じゃないかと・・・・
大変な誤解でした、航空自衛隊の皆さん申し訳ありませんでした。

そして、こんな車も通ります。
DSCN2022.jpg
自衛隊が軽トラ?ちょっとビックリしました。
広報さんの話では、基地内ではかなりの台数が走っているとか。

で、ホーム脇には大きな募集看板が
DSCN2032.jpg
基地の敷地内だから、正々堂々と立っています。
その看板の向こう側に、職場に急ぐ隊員の皆さんが見えます。
ホームからは、飛び立つT-4も見えるのですが
素人とコンデジでは、そのスピードに付いて行けず
このような写真で、お茶を濁すことになりました。

さて、稲荷山門に急ぎますが、その途中で
DSCN2033.jpg
ここからも、基地に入れそうですが
本物の警備犬に捕まる恐れがあるので、真面目に稲荷山門へ

その、稲荷山門
DSCN2036_2015070815390970e.jpg
乗用車でも、突破できそうな感じです。
足が早ければ、駆けこんでも進入できる!?
とか、考えながら静かに知人が来るのを待ちます。

無事、敷地内に入ることが出来ました。
基地内をいろいろ案内されたのですが
あちこち写真を撮って良いものだか悪いものだか分からないまま、滑走路のエプロンへ。
先ずは、C-1輸送機
DSCN2062.jpg



さて、写真は滑走路に停まっている灰色の謎の飛行機以外撮って良いとのことで
エプロンの様子を
DSCN2054.jpg
C-1の向こうにT-4が駐機しています。

格納庫にもC-1が
DSCN2045.jpg
と、思ったらEC-1電子戦訓練支援機でした。
カモノハシのような機首部分が見たかったのですが
鯨の頭みたいな、お尻が見えます。
この飛行機も古いですから、確かXC-2のうち1機を電子戦訓練支援機に改修するとか。

お隣の格納庫には、本家?C-1が整備中。
DSCN2046_2015070815552890d.jpg
奥には飛行点検機YS-11FCがいます。

エプロンには着陸した多用途支援機U-4が
DSCN2048_201507081613587a0.jpg
グーと寄って来て
DSCN2050.jpg
駐機場所へ
DSCN2051.jpg
U-4を誘導する隊員さん
DSCN2053.jpg
主翼にぶら下がっているのではありません。(念のため)

お次はT-4を、当日はラッキーなことにタッチアンドゴーの訓練をしていました。
DSCN2064.jpg
目の前で練習機とはいえ、ジェット機がタッチアンドゴーを行っている。
興奮状態でカメラを向けるものの、スピードについて行けません。
それでも、なんとか撮ったものを
DSCN2102.jpg
DSCN2105.jpg
霧と雨で視程が悪い中、T-4は何度もタッチアンドゴーを繰り返していました。
なお、エプロン内で傘をさすことは厳禁!
嵩が飛ばされて、ジェットエンジンに吸い込まれたりしたら
豪いことになるためと思われます。

この入間基地の潜入、実は見学会!
10名以上集めると、平日に見学できるらしい。
ただ平日に基地見学に10名以上集めるのは、至難の業。
よっぽどの好き者でないと、会社や学校を休んで来ることは無いでしょう。
その難しい企画を立て、声を掛けてくださったSさん、本当にありがとうございました。
そして、10名以上の好き者の皆さん、面白かったですね、また、お会いできる事を期待しています。
さらに、入間基地 基地渉外室広報班の皆さん、ありがとうございました。

今回の最後は、基地を守る消防隊
DSCN2100.jpg
何時でも出動できる態勢でした。

そのー2に続きます。




















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  1. 2015/07/09(木) 14:34:03|
  2. 航空自衛隊
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プロフィール

メバル所長

Author:メバル所長
子供のころから、自衛隊それも海上自衛隊が好きなオッサンです。
かわぐちかいじの「沈黙の艦隊」「ジパング」などではなく、小沢さとるの「サブマリン707」「青の6号」で育ちました。
あまり、Deepではなく、どちらか言うとミーハーなファンかな?
警備所の任務を果たすべく、日夜頑張るつもりであります。

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